■メールの神様
ストーリー
様々なSNSでやり取りする今――
あらためてメールがあまりにも身近である事に気づく。
その一方でメールが新たな「伝える」手段になることもある。
――誰かに伝えたい。
これはそんな気持ちを少しお手伝いする
神様のお話。
キーワード
現代ファンタジー 八百万の神
サンプル
Twitterサンプル(12P)
Twitterにもちょこっとサンプルあげときます。
— たけだみそ (@7ate9_tkd) 2017年9月14日
「メールの神様」サンプル 1/3#関西コミティア51 pic.twitter.com/YhrC9Xd3JO
Pixivサンプル(20P)
販売
通販
booth:
メールの神様 - 7ate9 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
ComicZIN様:
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 メールの神様
(新宿店、秋葉原店の店頭でも取り扱っております)
イベント
2018.5 関西コミティア52(予定)
後書き(ネタバレ含)
初参加だった5月のコミティアが終わってほっと一息。何を描こうかな~と思いつつ、途中までネームを書いていた話があったのでこれにするかと続きを描いていたら見切り発車すぎてラストをどうしようか悩みだしたときに下のツイートが流れてきました。
絵や漫画を量産するために、最近コレをやってる。 pic.twitter.com/UUmwtnMu9o
— 天野 雀 (@b0mb00) 2017年4月25日
ああなるほどブレストね楽しそうと思い、やってみました。
ぶっちゃけしんどい。
100均でノートを買いスタバに籠ってみたはいいものの、ノート半分も行かずに30枚くらいで「なんだこれめっちゃ疲れる」とコーヒーのお替りとチーズケーキ買って脳に糖分を供給することに徹していました。脳みそ鍛えるってこういうことか。
やろうと決めたは良いものの、どうやってとっかかるべきかな~と思案しているうちに、とりあえずしりとりでもするか?と「しりとりワード+助詞+名詞」をキーに始めたのですが、結構わけわからないワードが溜まって面白かったです。「コーヒーとおじさん」から始まり「ルームメイトはうさぎ」とか「ドーナツの穴が主食」とか「ストライプバーンアウト」とか。ちょっと描いてみたい。
その中のひとつがこの「メールの神様」の原型となった「メーリングリストの神様」でした。
メーリングリスト、メーリスと言えばLINEが出る前はこれで共有連絡取っていたよなあと最早懐かしさも感じつつ、神様がメーリスにいたらいろんなメーリスを旅してまわるんだろうかとか考えていました。この時は漫画にするにはちょっと弱いなあと思ってお蔵入りさせていたのですが、後日通勤時に見返して思いついたネタを描きこんでいるうちに「メールができないおばあちゃんの所にたどり着いて動けなくなってしまう」エピソードが思い浮かんだのです。
あとは結構あれよあれよという間に思い浮かんで、気づけばネームを描いていました。涙もろいので自分の漫画のネームで泣くという暴挙を成し遂げていますが、ともあれ話の内容は結構気に入っています。あとメールの神様はかわいく描けたと思います。
描きながら考えていたのは、宗教のこと。自分は今まで無宗教で、葬式だけ仏教と思っていましたが、思いのほか神道の考えを持っているのだなあと感じたのです。メールの神様なんて、まさしく八百万の神の考え方ですね。今日日、刀剣乱舞やめがみめぐりのように付喪神を元にしていたり、擬人化も似たようなところがあったりでモチーフとしても親しみのあるものだとは思うのですが、神道についてはもう少し学びを深めていきたいなという所存です。
これまで背景から顔をそむけてきたので、当社比努力はしました…。背景素材使ったところがすぐわかるクオリティですが、まずは挑戦することが大事とということでひとつ自分の糧になったのではないかと思います。おばあちゃんちは自分の祖母(墓地がすぐそこにある)の家をイメージしつつ、夏のお墓参りを思い出しながら描いています。こうしてると、漫画って結構自分の中から生み出されているんだなあと実感。一方できちんと資料をみて、しっかり背景を描く練習をせねばなあと同時に思いました。
漫画を描くと漫画を描きたくなり、絵も勉強したくなり、背景となる場所を見に行ったり、話のモチーフとなる経験をしたりしてみたかったりと、いろんんな「もっとやりたい」「もっと知りたい」が増えてとても楽しいなあと思っています。元々ネットサーフィンや百科事典みたいな調べて調べてリンクを飛んでいくみたいな行動は好きなのですが、アウトプットをするとなるとより深く自分のものにすることが求められるので、この漫画を描くという行為はアウトプットの一環として私に適しているのかもしれません。
後書きというかこれでひと記事書けそうですが、とりあえずこのあたりで。
ではまた次の漫画で!